以前から一度行っておこうと思っていた渓は
かなりの危険地帯でした。
この川の下流部は道路が川に沿ってあり入りやすいので、
渓流ルアーを始めた頃よく行っていました。
しかし魚影が薄くあまり釣れないし、水量も多い場所でしたので
上流部には興味がありませんでした。
それでもネットや人からの情報を聞くうちに、
いつかそのうち行ってみようとここ数年考えていましたが、
今回決行です!
車から5分くらいの所(それでも標高は1300以上)から入渓すると、
いきなり良さげなポイントが連続していました。
しかし、この辺りは入りやすいので足跡も多くエサ釣りの仕掛けなども
落ちていたりで期待薄。
案の定、魚影も確認できません。
思っていたよりも斜度がきつく、段差の多い渓です。
そしてここも去年の台風の影響なのか荒れ気味で、
注意しながらの遡行はなかなか釣りに集中できません。
少し進むと大き目の堰堤が現れるという繰り返しですが、
堰堤下には必ず良い魚がついていました!
ここでは私の渓流経験で3本の指には入るだろうという
30cm後半もしかすると40up!?という大物がヒットしました。
しかし、首振り3回でフックアウト・・・。
ここまで、チェイスがあっても食いつかない、
ヒットしてもすぐばれるの繰り返しでしたので、
慎重に合わせたのですが悔しい結果に終わってしまいました。
時刻は10時を過ぎたころ。
釣果といえば15cmくらいのやつが2~3匹かかって
少し腹も減ったし、危険地帯遡行にも疲れましたので、
おにぎりを一つ食べながら休憩します。
今回からザックはこのモンベルのバランスライト40を使用。
今までの38Lザックは子供が中学の頃の学校登山で使ったもので、
荷物もあまり入らず、肩への負担がかかる物でした。
「今年は絶対行くぞ!」と思っているキャンプ釣行用に少し大きめを購入。
試しにこの日使わない物まで入れて背負ってきましたが、
一泊テン泊なら十分の大きさと、肩にかかる負担が少ないところが満足の品でした。
釣りを再開し10分、ようやくガツン!とくる良い手ごたえ!
25cmですが、体高のあるナイスフィッシュ!
ヤマトイワナではありませんが、
この山の裏側の渓と同じような黒系の野性味ある色合いのいいイワナ。
ルアーは2020ウッディ ニューカラー
結果的にこれが唯一のいいサイズの魚でしたので、
写真を多めに貼っておきます。
全体的には魚影は薄い渓でしたが、
3~4匹の群れで何度でもチェイスしてくるチビさん達がいたし、
真っ黒い尺越えのチャンスは5~6度ありました。
急こう配の渓での、浮き岩や土砂削れ箇所、
大岩登りの連続で体力気力ともに擦り切れる釣行でした。
今回は初入渓ということもありスマホの地図アプリで
位置を確認しながら安全確保を一番に考えました。
そして無事、予定通りに退渓地点に到着。
でも、単独で来る渓ではありませんでした。
帰ってきてから、以前この上流で起こった沢登の事故の記事をネットで発見恐怖し、
「無事に帰ってこれてよかった~」と胸をなでおろしました。
今回試しにこんなものも用意していました。
トンボの模型がメマトイに効果あるというような記事を見て、
ありあわせの材料で作ったオニヤンマ?をヘルメットに装着!
・・・・・意外と効果アリですよ😁