今回のポイントはちょっと歩きます。
例年、もう少しはやい時期に来ている渓ですが、
今年は天気の影響で来られずにいました。
ここへ行くには少し歩かないといけないので
雨の心配のない日を選び、
そして肉体的に覚悟がいるのです!
最初に水のない広い河原を歩いていくと、
伏流水となる浸透地点がでてきます。
ここら辺から上はしっかりした流れが出現しますが、
今年は雨が多いせいで渡渉を何度もしなくてはなりません。
登りは登山靴のため水に入れません。
でも靴を脱ぐのが面倒なので、袋をかぶせて渡ります。
いつもは一回ですむのですが、今回は6回渡渉地点があり袋が破れてしまいました(^^;)
その後も困難は続きます・・・
毒蛇からの攻撃をかわし・・・
いつ落石があるかわからないガレを越え・・・
急坂のやぶを掻き分け・・・1時間30分。
ようやく楽な登山道へでました。
しかしここから更に1時間ほど歩きます。
ヘルメットから汗がしたたり落ち、もう歩くのはご勘弁!
となった地点から魚が釣れはじめるポイントです。
しかし毎回釣れるわけではありません。
今日は天国かそれとも・・・・
休憩と仕度に30分ほどかけ体調を整え、
いよいよ渓へ突入!
フライからはじめてみました。
なかなか反応がなく、キャストも雑になったころ
いきなり大物が飛び出し空振り・・・
しかし、そこからスイッチオン。
いつも通りうっとりしてしまう、”渓流の宝石”と呼んでいるイワナ。
ここのイワナは色が独特で、私の好きなイワナトップ3のひとつです。
水量が多く、ポイントが絞りずらかったのですが、
型のよいものも混ざりながら良い感じで釣り続けました。
2時間ほどでツ抜けようとする頃、
急に水が濁ってきました。
朝からこうでしたが山の頂上付近は怪しい雲がいっぱいです。
カミナリの音も聞こえたような聞こえないような・・・。
「これはヤバイかな!?」
この先が大物も多い場所なのですが、
ここで昼ごはんを簡単に済ませ、
フライからルアーにもち替え、下りながら釣っていきました。
ここは午後のほうが反応がよく、
釣り下りで良い思いをしたことが何度もありますが、
今回は水量と濁りの影響もあるのかなかなかフッキングしません。
それでもルアーでも数匹のイワナが相手をしてくれました♪
多くの試練を乗り越えて行った先は
天国というほどではありませんでしたが、
楽しい釣行をすごすことができました。
・・・・でも、同じ道のりを帰ってきた老体は
ひと晩明けた今も悲鳴をあげています(^^;)